今から7年ほど前、社会人になったばかりの頃でした。入社した会社ではデスクワーク中心で制服はタイトスカート、油断していればすぐ太りそうだと思いダイエットを決意しました。そもそもその時点で147センチ45キロだったので、ダイエットをする必要性はなかったのです。今考えれば太ってからやればよかったんだと思います。
普段はフルタイムで仕事をしているので、まとまった運動は出来ないだろうと考えました。まず食事の量を減らしました。会社でのランチは社員食堂の日替わり定食でした。ご飯は炊飯器からセルフサービスだったのでお米の量を極端に少なくよそい、揚げ物は残しました。
帰宅後は踏み台昇降の運動を30分から1時間やり、休日は6時間くらい続けてやっていました。通勤中も電車が空いていても座席には座らず、つま先立ちで立っていました。勿論階段を利用します。その結果体重はみるみる痩せ、半年で35キロになりました。
その頃には数字が減っていくことが快感になっており、更に減らそうという気持ちが強くなっていました。
それからは家の食事の量も減らしました。お米の量は茶碗に一口。運動もエアロバイクを追加し、毎日汗だくでこぎ続けました。その頃になると家族もおかしいと気づき、止める様言うようになりました。しかし私は聞き入れませんでした。
遂に1年経つ頃には20キロ台になっていました。そんな状態でよく会社に行けたものだと今では恐ろしいです。
ダイエットに終止符が打たれたのはその後すぐです。
痩せすぎて肺の機能が弱まっており、肺気胸になってしまいました。
このことで私も目が覚め、死にたくないと思うようになり、メンタルクリニックに通い、今までの馬鹿な行動をきっぱり止めました。
それから3年程かけて体重は戻り、一時期は50キロを超えましたが、今は45キロに落ち着き、振り出しに戻りました。正直この期間は無駄の時間を過ごしたと後悔しています。